サスティナシードDBの掲載件数が+600となりました

サスティナシードDBは、世界中のサスティナブル課題解決手段を集めたデータベースです。
気候変動や人的資源などのサスティナビリティ関連課題の解決には、具体的なアクションが不可欠です。

サスティナシードは、持続可能な社会実現には、具体的な課題解決手段や製品を知り、取り入れることが役立つと考えています。
近年世界中で注目されているサスティナビリティの課題に、多くのスタートアップ企業がその解決を試みています。
クリーンエネルギー、再生可能エネルギー、アグリテック、プラスチック代替品となる新素材など、様々な分野がありますが、これらのソリューションを生み出している企業をより多く知るには、展示会に足を運んだり、検索エンジンとにらめっこし続けたり、ニュースを読み続けるなど、膨大な時間を要します。また、優れた製品を持つ企業であっても、スタートアップには資金や人材などの手持ちのリソースが限られている為に、プロモーションの手段なども限られてしまいます。

City Tech TokyoやSusHi Techなどの展示会に足を運んだ際に、世界中からやってきた、多くの素晴らしいスタートアップ創業者やマネージャーの方々とお話した際に、「こんなに素晴らしい企業が知られる機会が限られているのはもったいない!」と強く心を動かされました。

それまで、サスティナシードは、SDGsに取り組む方々を応援したいと考え、SDGsに特化したクラウドファンディングプラットフォームをリリースして、検証していたところでしたが、SDGsに取り組む皆さんにとっては、クラウドファンディングは一時的な手段でしかなく、本質的なサポートにはなっていない事実に愕然としました。担当する方にとっては、大きな手間となり、逆に負担となってしまう場面が発生していました。また、ガソリン車を水素エンジン車に改造する技術を持つiLaboさんは、「認知拡大の為にサスティナシードのクラウドファンディングに参加したいと考えていますが、リターンを設定するのが困難です。」とのご意見を下さいました。クラウドファンディングの特性上、B to B to C である為に、B to Bのビジネスを行う企業に当てはめることが難しかったのです。更には、海外の企業の方々も私達が提唱するサスティナビリティ向上には同じ想いを持っているものの、プラットフォームが日本語だけではどうにも対応出来ないし、ましてやリターンを海外から送るなども現実的ではない。という壁に当たりました。

10か月かけて開発し、更に半年以上かけて実証したクラウドファンディングプラットフォームでしたが、私たちが目指す本質的なサスティナビリティ向上は実現出来ないと判断し、実証中に得た多くのフィードバックを基に、サスティナシードDBへとシフトすることを決めたのです。

最初はプロトタイプとして現在のバージョンを短時間でリリースし、サスティナビリティ課題解決手段を持つ企業の方々に、一人ひとりお話をさせて頂き、掲載しませんか?掲載しても良いですか?と話しながら、50社の掲載となりました。更に活動を続け、ユーザーインタビューを行いながら、段々とニーズが見えて来ました。英語を主としてリリースしたことで、海外企業との垣根がなくなりました。そして、100、200、300、と掲載企業が増えて行き、500件、そして今、600件を超えるサスティナブル課題解決企業が集まりました。

多くの大企業も、サスティナビリティへの移行には、解決手段を探さなければならず、その探索には、ESGへの基本的知識が必要であり、時間的にも人的にも負担であることから、私達はこのサスティナシードDBが必ず役に立つと考えています。

次のマイルストーンは1000件です。サスティナビリティ課題解決製品を持つ企業であれば、どなたでも無料で掲載可能ですので、持続可能な社会実現のために、是非ご参加ください。